概要[編集 | ソースを編集]

マフィアゲーム(마피아게임)はお互いの正体を知らない多数の市民が、隠れたマフィアを探すパーティーゲーム、もしくは社会的推論ゲームである。韓国のアイドルがバラエティー番組でよく行う。 狼人間ゲーム(늑대인간게임)とも言う。

詳細[編集 | ソースを編集]

ゲームの最終目的は市民がマフィアを探し出すことである。探し出すことができれば市民の勝ち、逆にマフィアが正体を知られずに最後まで行けばマフィアの勝ちである。

基本ルール[編集 | ソースを編集]

司会者が、通常全員が顔を伏せた状態のまま少数のマフィアの肩を叩いて指定する。 肩を叩かれたマフィアは顔を上げ、自分と同じく顔を上げた者同士、マフィア仲間を認識する。 このようにまずは、少数のマフィアと多数の市民に分ける。

市民は自分が市民だということは知っているが、他人が市民かマフィアかは知らない。 マフィアは自分がマフィアだということを知っており、誰が自分と同じマフィアかも知っている。

次に、「昼」と「夜」を交互に行う。 「昼」には全員が参加する人民裁判を行う。誰がマフィアか全員で推測するのである。 この裁判でマフィアだと推測される参加者を一人選んで、追い出すことができる。 実際のマフィアもここでは正体を隠し市民のふりをしながら誰がマフィアか推測するフリをする。 怪しい者が居なかったり、推測するにはまだ情報が足りない場合は誰も指定せずパスすることもできる。 裁判でマフィアだと推測され追い出された参加者が実際にマフィアだったのか罪のない市民だったのか、司会者が即時に発表する。 このゲームの盛り上がりポイントである。

「夜」には市民は顔を伏せて寝ている状態になり、マフィアだけがそっと顔を上げ、市民の中から誰か一人、犠牲者を選んで、ジェスチャーや目配せなどで決定する。

「夜」が明けて「昼」になった時に、司会者が犠牲者の市民を発表する。

裁判で追い出されたり犠牲者になった参加者たちは、その時点から脱落者となり傍観者となる。

このように「昼」と「夜」を繰り返し行なって、市民とマフィアのどちらが先に全滅するかを競うゲームなのである。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 旧ソ連のモスクワ大学の心理学の教授が1986年に考案したゲームだという。
  • 市民とマフィアの他に医者(マフィアが選んだ犠牲者を蘇生するスキルを持つ)や、警察という職業を追加してより複雑にする場合もある。
  • 人間さえいれば何の道具も準備も必要なく、簡単に始めることができるゲームである。