国立ソウル大学言語教育院

概要[編集 | ソースを編集]

国立ソウル大学言語教育院(국립 서울대학교 언어교육원)は、韓国の国立大学であるソウル大学校に付属した言語教育機関。語学堂とも呼ばれる。

詳細[編集 | ソースを編集]

ソウル特別市冠岳区に位置する冠岳キャンパスに位置する。最寄駅は地下鉄2号線のソウル大学入口駅、もしくは新林線の冠岳山駅。

交通[編集 | ソースを編集]

ソウル大学入口駅からは登り坂な上に距離があるため、徒歩での通学は難しい。バスが大学構内まで乗り入れているためバスに乗るのが無難である。また、語学堂は正門から近い位置にあり、正門からは徒歩5〜10分ほどで到着する。「ソウル大学歯科病院動物病院」のバス停で降り小道に入っていくのが最短ルートである(2023年10月現在)

大学の運営する無料のシャトルバスが駅から構内に乗り入れているものの、シャトルバスの到着地から語学堂までも10〜15分ほど歩く必要がある(ただしこの場合は下り坂である)

なお駅からソウル大学に向かうシャトルバスは2種類あり、片方は学生会館行き(語学堂まで徒歩10〜15分)だが、もう片方は山頂のほうまで直通のため、乗る際は注意が必要である。バス乗り場自体が違うので、初めて乗る際のみ要確認である。

シャトルバスは駅と大学を直通で結ぶシャトルバスのほか、大学構内を循環するシャトルバス、大学と大学洞と呼ばれる街を直通で走るシャトルバスがあり、すべて無料である。循環するシャトルバスには決まった複数のバス停があり、学食や図書館へ行く際に利用すると便利である。

大学洞と大学の学生会館を結ぶ直通のシャトルバスは、主に大学洞に住んでいる学生が利用している。

シャトルバスはいずれも本数が多くなんといっても無料であるため、慣れれば非常に便利であり、節約したい学生の味方である。

寄宿舎[編集 | ソースを編集]

語学堂に通う学生の住まいは大きく分けて次の4種類である。

1 大学構内の寄宿舎・・非常に安く経済的だが競争率が激しいので入れるかどうかは運。また年単位の居住は難しく、長くても2学期ほどで出なければいけないとの噂がある。2人部屋。人気は高いが、圧倒的に立地が悪いため、実際に住んでいる学生の評判はイマイチである。

2 大学構外の寄宿舎・・語学堂専用の寄宿舎が大学洞地域に2箇所ある(2023年11月現在)2人部屋と1人部屋があり、2人部屋がリーズナブルなため全体的に見ると人気が高いのだが、日本人には圧倒的に1人部屋が人気である。なお2人部屋の場合は2学期(6ヶ月)経つと出なくてはならない場合が多い。語学堂までは歩くと25分ほど。バスに乗っても朝は15分〜20分ほどかかる(道が混むため)

3 ソウル大学入口駅付近のワンルームコシウォン・コシテル・・韓国独特の不動産制度により入居時に保証金が必要なため、ワンルームを探すのであればまとまったお金が必要である。コシウォン・コシテルは保証金が安く入居しやすく短期滞在も可能であるが、部屋が狭く壁も薄いためストレスを感じる可能性も高い。

4 大学洞のワンルームやコシウォン・コシテル・・駅前よりも不動産価格が低いため学生に人気。公務員や国家試験に備えて勉強している韓国人も多く居住する、学生と試験準備生の街である。美味しい食堂も多く物価も安く、学生には生活しやすい街と言えるが、繁華街であるソウル大学入口駅まではバスに乗って20分ほどかかるため、交通の便は圧倒的に悪い。

校舎[編集 | ソースを編集]

137棟と137-2棟が語学堂の建物である。事務室は137棟の1階にある。137-2棟の1階には天下一品とベトナム料理屋が入っている。

韓国語以外の教育[編集 | ソースを編集]

韓国語以外の言語の教育も提供している。主な教育の対象はソウル大学の学生や先生であるため、よく知られていないようだ。英語日本語中国語フランス語ドイチ語ロシア語スペイン語の教育をしている。

韓国ではTEPSというかなり難しい英語能力試験が有名でありますが、その試験をこの機関で行なっている。ソウル大学の学生はみんな入学の時に個人の英語能力の測定のためにこの試験を受ける。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 月〜金までを3人の先生で担当し、2人の先生が週2回、1人の先生が週1回受け持つ。
  • ひとクラス13人〜15人ほどの構成である。女性が圧倒的に多い。
  • 様々な国籍の学生が集まっており、クラスメートが全員違う国籍であることも珍しくない。
  • 1学期(3ヶ月)に1回、文化体験授業があり、韓国料理を作ったりロッテワールドに行ったり演劇を見たり戦争記念館に行ったりする。
  • 語学堂の中のカフェは休憩時間には混雑し行列ができるがその他の時間には空いていてゆったりと利用できる。2500ウォンのヌテラトーストが美味しいと評判であるがコスパがいいのは3000ウォンのサンドイッチである。
  • 女性用トイレは休憩時間に混雑し行列ができる場合が多い。
  • 午前クラスの授業は1限目が9時に始まり9時50分〜10時まで10分休憩、2限目が10時に始まり10時50分〜11時10分まで20分休憩、3限目が11時10分に始まり12時〜12時10分まで10分休憩、4限目が12時10分に始まり13時に終了する。
  • 宿題は他の語学堂に比べ比較的多いほうとの評判である。