薬菓
種類 韓菓
韓国
名称

薬菓(ヤックァ)
약과 (藥菓)
Yakgwa, Yakkwa

材料 小麦粉ごま油蜂蜜など



概要[編集 | ソースを編集]

薬菓(ヤックァ、약과)は、韓国の伝統的なお菓子で、油蜜菓の一種類である。小麦粉にごま油を混ぜ、そこに蜂蜜と酒を加えて生地を作り、焼き型に押し込んで模様をつけ、その後、油で揚げて作る。昔には油と蜂蜜が珍しく、薬に扱われて「薬」の字が付けられたという。

歴史[編集 | ソースを編集]

高麗時代に仏教を国教として肉食が避けられ、チェサの際、肉の変わりにお菓子を捧げることになったという。その当時には果物や動物の形に作られた。その形はチェサの際、積むことが難しくて、平らな形に変わった。

チェサに使われる高級の食べ物の位置で、高麗時代や朝鮮時代には凶作が起きたり、国が混乱するときには薬菓の製造が禁止されることもあった。禁止されてもその味が美味しくて人々がよく食べたようだ。

現代には蜂蜜以外の材料の値段が低くなり、蜂蜜の代わりに砂糖を使うこともできて、マートでもよく買えるお菓子になった。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 初めて薬菓を見ると、多くの人がその見た目が石鹸に似ていると感じることがあります。でも一度食べて見たらその美味しさにハマってしまう。味はワッフルチュラスに似ている。
  • 2020年代に韓国で薬菓がとても流行っている。ケーキ、パン、かき氷などに薬菓を入れた商品をある。
  • 韓国語の表現として、「これは薬菓だ(이건 약과지)」という表現がある。「大したものではない」、「簡単な仕事だ」という意味である。英語の「piece of cake」に相当する表現である。
  • 韓国には「薬菓は誰が先に食べるか(약과를 누가 먼저 먹을지)」ということわざがある。チェサに使われる食べ物で、捧げられたら死んだ人が食べるってことである。誰が先に死ぬかは分からないという意味である。