韓国の兵役

概要

韓国の兵役制度は、韓国男性が国家のために軍隊や公益施設などで軍人等として一定期間服務する制度であり、満18歳以上の国民男性に課せられた義務である。

詳細

陸軍、海軍、海兵、空軍、代替服務などがあり、服務期間は区分によって異なるが1年半〜2年ほどであることが多い。 また兵役が終わった後は予備軍として8年間、1年に数回ほど服務する必要があり、予備軍が終わった後も40歳まではミンバンウィ（민방위）という地域を守る義務がある。

余談

• 少子化が進み兵役に就く人口が年々減少している韓国では、軍隊の正常な運営のために試行錯誤がなされているようである。
• 所属する軍隊によって待遇は大きく異なり、例えば同じ陸軍であっても部隊によって日々の過ごしやすさは大きく異なる。
• 韓国の成人男性のほとんどは軍隊でサッカーを学ぶ。
• お酒を飲むと軍隊の話が止まらない韓国男性に女性陣は辟易していることが多い。
• 待遇が良いと言われている軍隊の代表格はKATUSAである。韓国に在留しているアメリカ軍に属すため、アメリカ軍の施設が使えて、食事などもアメリカ軍と同じ生活が可能だからである。アイドルグループであるDAY6のメンバーであるヨンケイがKATUSA出身である。
• 空軍も待遇が良いと言われている。ただ空軍は服務期間が長いため陸軍での服務を好む人もいる。
• 昔は兵役中は保安のために携帯電話の使用が禁止されていたが、現在では勤務時間外では使用が許可されている。
• 兵役の訓練では射撃があり、実弾を使用して実際に銃を撃つ練習をする。
• 軍隊の中ではPXと呼ばれるコンビニのような商店があり、お菓子や飲み物などの嗜好品を購入することができる。また意外にも化粧品が有名であり、カタツムリのクリームなど軍隊の外で買うよりも遥かに合理的な価格で購入することが可能。PXで働く軍務もあり、楽に見えるため人気が高い。
• 軍隊の拠点は都市よりも田舎に位置していることが多い。そのため休暇をもらった軍人が家に帰る際にはKTXなどを利用して長距離移動を強いられるケースが多い。
• 軍隊の拠点を抱える田舎の都市では、軍隊によって経済がまわっている場合もある。