概要[編集 | ソースを編集]

MBTI(Myers–Briggs Type Indicator)とは、韓国で流行している心理分析テスト。韓国人の若者で自分のMBTIを知らない者はほぼ居ないほどの大流行をした。アメリカのKatharine Cook BriggsとIsabel Briggs Myersによって開発された。

詳細[編集 | ソースを編集]

MBTIテストでは、複数の質問を通して性格を16タイプに分類する。

外向型(E)か、内向型(I)か。

観察型(S)か、直感型(N)か。

感情型(F)か、思考型(T)か。

計画型(J)か、探索型(P)か。

上記を組み合わせて、ESFP、INTJといった表記の仕方をする。

余談[編集 | ソースを編集]

  • MBTIを通してある程度の性格の把握が可能だという意見もある一方、MBTIは自己評価型の心理テストであるため信憑性に欠けるといった指摘もある。
  • 2020年代に入りMZ世代から絶大な人気と支持を得て急速に広まったMBTIだが、日常生活の自己紹介ではもちろんのこと、ウェブトゥーン漫画のキャラクターにMBTIが設定されていたり、設定されていなければどんなMBTIなのか読者が推測したり、果てには就職採用試験でMBTIを採用基準に採択した事例まである。
  • 2021年5月の統計によると韓国でMBTIテストの結果一番多かった類型はINFP(13.39%)である。一番少なかった類型はENTJ(2.73%)である。
  • 外向型(E)とは、他人と居ることで元気になれるタイプであり、内向型(I)とは一人の時間を通してエネルギーの充電ができるタイプを言う。内向型(I)だからと言って社交能力に欠けているわけではないので、誤解なきよう注意されたし。
  • 観察型(S)とは、自分のまわりの世界を認識するにあたって事実と詳細にこだわり、五感で収集した現実的な情報をそのまま受け入れるタイプと言える。対して直感型(N)とは五感で集めた情報を直感で解釈し物事を全体論で捉えがちな側面がある。隠された意味をとらえようとするタイプが多いのが特徴である。観察型(S)が現実的で実践的、経験重視で地に足が着いたタイプだとすれば、直感型(N)は理想主義的で閃き重視の自由な発想ができる空想家タイプなのである。
  • 感情型(F)とは、何かを判断したり決断を下したりする際に、感情に引きずられやすい性質を持つ。善悪や真偽よりも感情に注目して判断を下す傾向がある。情に脆く思いやりがあるタイプ。状況に応じて判断が変わることがある。対して思考型(T)は人の意見に左右されず、理屈を重んじて結論を導き出す。他人の意見に惑わされず自分の方針を貫くため、頑固なタイプだという評価を受けることが多い。課題の解決を最優先させて厳格に決断を下すタイプ。
  • 計画型(J)とは、目標を定め計画を立てて着実に実行していくタイプ。明確なルールやガイドラインを好み締切りを守る傾向にある。対して探索型(P)は選択の自由を残しておくことを好む。即興性があり自由を求める人々である。